お知らせ

紀伊国屋新宿南口店にて書籍「ソーシャルデザイン」についてのトークイベントに出演しました。

アットホームな、良い会でした!

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【新宿南店】9月14日(金) 18:30~greenz.jp 鈴木菜央さん×小野裕之さん 「新しいコミュニティのかたち ~暮らしと世界を変えるグッドアイデア~」 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

greenz.jpに「green drinks仕事百貨」での兼松佳宏、小野裕之との鼎談のイベントレポートが掲載されました。

3人で鼎談なんて、グリーンズ史上、初です。
逆に緊張しました…w

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仕事も家族も夢もぜんぶつながっている!「green drinks 仕事百貨」で語られた、グリーンズの3人が今大切にしているキーワードとは? [イベントレポート] | greenz.jp グリーンズ

今日でgreenz.jp 5周年!! 記念スピーチ全文

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本日7月16日(土)、greenz.jpは5周年を迎えました。

支えてくれた皆さん、本当にありがとうございます。

スタッフみんなを代表して、お礼を申し上げます。

一昨日行われたgreen drinks Tokyoにて、5周年を記念し、greenz.jpのはじまるまで、現在、そしてgreenz.jpの今後について話をさせていただきました。

以下、そのときの原稿です。

7月16日で、greenz.jpは5歳になります。

まず、制作スタッフのみなさん、いつも応援してくださるみなさんに厚くお礼を申し上げます。

ありがとうございます。

今日はgreenz.jpメンバーを代表して、

私個人に視点で、なぜgreenzを始めたのか、

何を目指しているのか、

どうやってそれを達成するのかについて、お話します。

ある日、いつまでも収束しない原発のニュースをみていたとき、6歳の娘に言われました。

「パパ、おとなはなんで、なおせないものをつくるの?」

この質問に、正直言って答えられませんでした。

「うーん、なんでだろうねぇ」なんて。

そしてわたしも、昔はこういう疑問を感じていたなあ、と思い出しました。

大人になったいまも、そのような疑問は、ときどき去来するのです。

そんな経験、みなさんにもあるんじゃないでしょうか?

きみは、それで本当に幸せ?

その仕事はきみを幸せにする?

今目の前にいる人は、本当に一生一緒にいたいって思える?

そういうことを聞いてくるやつです。

わたしはそれを、子どものころの自分が、自分の中にいる

と思っています。

私は小さな頃からぜんそく持ちだったのですが、

たとえば

なんで、ぼくはこんなに苦しい思いをするの?

どうしてみんながぜんそくに苦しんでいるのに

クルマは煙を吐き出しているの?

なぜ殺し合いはしてはいけないと

学校では教わるのに、世界では戦争がなくならないの?

なぜ人間は平等だといいながら、

多くのひとびとが貧困の中にあるの?

大人になってからも、ときどき、思い出したように

子どもが出てきます。

なぜ、いのちを大事にするといいながら、

毎日毎日日本でも世界でも、自殺する人があとをたたないの?

なぜ、いのちを大事にするといいながら、

福島のこどもたちは年間20mSvという

非常に危険な基準の環境で

生きていかなくてはいけないの?

私の中の子どもの問いかけは、ただの理想論なんでしょうか?

うちのこどもの問いかけには、

「それは子どもっぽい質問だな。大人の世界は経済効率が大事なんだ」

と答えればいいのでしょうか?

うちの娘は、どういう大人になるべきなんでしょうか?

私は悩んでいます。

あなたはどう思いますか?

理想と現実が、あまりにかけ離れている。

現実は、不公平で、不正義に満ちている

そのギャップは、あまりに悲劇的です。

これらをつなげることは、本当にできないのか?

大人になったら、理想は捨てるべき何でしょうか?

理想を語ることがはばかられる雰囲気があるのはなぜでしょうか?

理想を語り、理想に向かって活動することは、

「現実的」じゃないんでしょうか?

ですが、本当にそうでしょうか?

じゃあ、理想を徹底的に語って、現実をぐいぐい変えていこうよ!

それが、greenzをはじめた理由です。

いいじゃないか!理想を語ろうよ。

世界中の人がアイデアを出し合って、

アイデアが形になって、それをみんなが応援して、

世界がもっといい場所になったらすごくない?

みんなが幸せになるためにみんなのエネルギーをつかって、

そして幸せを感じられる人がもっともっと

増えていったら、すごくない?

問題を解決しながら生活が成り立って、

自分も幸せになるし地域社会も幸せになる生き方をもっと多くの人が選べたら、

それってすごくない?

世界中で空いている部屋に泊まって旅ができたら、

省エネだしお金掛からないし、世界中に友達ふえるし、すごくない?

どうせ余ってるオフィスの一角をかしたら、

お金がないけどおもしろい若者が借りられて、

貸した方もたのしいし、すごくない?

ちょっとした寄付で井戸とメリーゴーランドを

合体させたら、子どもたちは水くみから解放されて

学校に行けるし、遊べるし、お母さん助かるし、

雇用も生まれて、すごくない?

アウトドアでウェディングしたら、お金掛からないし、

自分らしくできるし、ちいさな子どもがいる友達も

気軽に来れるし、全員で役割分担して最高のパーティに

できるし、鳥にも木にも祝福されて、すごくない?

奨学「金」じゃなくて、奨学米として、がんばる学生に

お米が支給されたら、助かるし、健康になるし、

すごくない?

スタバでマイカップ持ってきたらキリ番の人だけ

無料にしたら、なんにもお金掛からないけど、

みんな一生懸命マイカップもってくるし、

おもしろいしで、すごくない?

そんなニュースを毎日お伝えしてきて、5周年の今日を迎えました。

「グッドアイデアを毎日届ける」という目標は達成したと思っています。

でも、残念ながら、世の中はちょっとしか、変わっていません。

わたしはグッドアイデアを伝えることがゴールなのではなくて、

一人ひとりがグッドアイデアで世界を変えることがゴールなのです。

では、どうするのか?

311のあと、スタッフで作戦会議をもちました。

ここから、greenzの未来について話しましょう。

今日、私は、宣言します。

greenzは新しいカタチに進化します。

キーワードは、「Open」です。

そのためにNPO法人を設立し、そこですべての運営を行っていく予定です。

オープンには3つのキーワードがあります。

一つ目、「オープンプロセス」

記事の制作プロセスを、オープンにします。

今まではクローズドな編集を行ってきましたが、

今後はそのプロセスをオープンにし、

さまざまな人がさまざまな方法、

やりかたでかかわることができる仕組みをつくります。

つまり、みんなでよってたかって行う、ソーシャル編集システム。

たとえば、現在のgreenzはとりあげる分野が非常に少ない。

アメリカのニュースは多いけれど、ドイツなどのヨーロッパの記事が少ない。

電気自動車やトラムなど、

モビリティに関する記事が少ない。

政治、エネルギーに関するグッドアイデアを

拾い上げられていない。

日本の地方にもグッドアイデアがたくさんあります。

それらも伝えることができていない。

たとえばインタビュー。もっと多くのすごい人々に

インタビューをしていきたい。

でも、テープ起こしして原稿にまとめて、

というパワーがたりない。

そこで、ソーシャルテープ起こしチーム。

FaceBookのコミュニティにMP3データをアップすると、

それぞれが10分ずつテープ起こしをする、など

中央集権的な組織構造ではこれ以上の

広がりをつくることができないので、

徐々に分散型、アメーバ型の組織にしていきます。

2つめ、オープンビジネス

会計をオープンにします。

なににいくら掛かっているのか。ライターさんにいくらはらっているのか?

1本あたりのコストはどれくらいなのか?

広告はいくらあつまっているのか?

みんなの組織にしていきたいので、

お金の流れがみんなから見えるようにしていきたいと思っています。

そして、みんなが自分のメディアだと思ってもらえたら、

経済的に支えていただける仕組みを用意します。

ひとつめが、会員制です。

NPO法人の会員になって、

greenzの動きを全体的に応援したいという方は、

会員になることができます。

年会費は1万円程度を考えています。

ふたつめが、みんなの記事広告。

この記事いいね!とおもったら、

だれでも、ワンクリックで2000円を支払い、

広告を出すことができます。

記事1本1本に、個人が広告を出せるようになるのです。

この記事はご覧のスポンサーの提供により、お届けしています。

3つめ、オープンソースです。

greenzがいろいろためしてうまくいったところ、

うまくいかなかったところをすべて公開します。

ウェブメディアのマネタイズについて、

アドバイスを求められれば、積極的に手伝います。

個人が、NPOが、中小企業が、

メディアというパワーを活用して世の中を良くすることを、

greenzは徹底的に応援します。

オープン編集

オープンビジネス

オープンソース

つまり、今日をもって、

greenzはみんなのものになります、ということです。

みなさんに、greenzという場をつかって、

みなさんが信じられる未来をつくっていってほしい、と思います。

greenzは、マイプロジェクトのインフラになるのです。

みんなでムーブメントをつくっていきたいのです。

みんなでコミュニティをつくっていきたいのです。

いままでのgreenzは「メディア」でした。

これからのgreenzは、

メディアであり、ムーブメントであり、コミュニティになっていきたい。

一人ひとりは無力かもしれないけど、

昔と違って、私たちの手には強力な武器がたくさんあります。

昔と違って、世界レベルで、TwitterやFacebookを介して、脳神経回路がつながっています。

昔、パーソナルコンピュータを発明したアラン・ケイは

「未来を予言する一番の方法は、その未来を自らで作り出すことである」

と言いました。

文化人類学者のマーガレットミードは

「熱意を持った市民が何人か集まれば、

世界はかならず変えられる。

それ以外の方法で世界が変わった例はない」

と言っています。

あなたは、どんな未来をつくっていきたいですか?

理想を語り、現実を理想に引き寄せよう。

それが私がgreenzを通して、みんなでやりたいことです

みんなで、未来の扉を、オープンしていきましょう。

ありがとうございました。

これからも、greenz.jpをよろしくお願いいたします。